駐車場投資が人気の理由って?ビジネスモデルや初期費用、リスクも徹底解説

駐車場投資は人気の土地活用法の1つです。アパート・マンション投資のように建物を建てる必要がないため、初期費用を抑えながら安定した収益を見込みやすいといわれています。更地のままでもビジネスをスタートできる手軽さも人気の理由です。
一方で、注意点をよく理解しないままスタートしてしまうと、失敗するリスクもあります。本記事では、駐車場投資が人気の理由やビジネスモデル、注意点などについて解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
- 駐車場投資が土地活用の中でも人気な理由
- 駐車場投資のビジネスモデル
- 駐車場投資の初期費用とランニングコスト
- 駐車場投資のリスク!注意すべき5つのポイント
- 駐車場投資のほかに、トランクルーム投資も候補の1つ
- 駐車場投資は立地や需要をふまえて参入を検討しよう
駐車場投資が土地活用の中でも人気な理由
土地活用にはさまざまな選択肢がありますが、駐車場投資は比較的手軽に始められる土地活用法として人気があります。具体的な理由は、以下のとおりです。
- 土地活用の中では初期費用を抑えやすい
- 狭小地や変形地でも始められる
- 準備期間が短く、撤退・転用もしやすい
それぞれについて詳しく解説します。
土地活用の中では初期費用を抑えやすい
駐車場投資の最大のメリットは、アパート・マンション投資と比較すると、初期費用を抑えて始めやすいことです。アパート・マンション投資の場合は、建物を建築するために多額の費用を用意する必要がありますが、駐車場投資は精算機やロック板など、必要な設備を設置すればスタートできます。
初期費用をできるだけ抑えて土地活用をしたい方にとって有力な選択肢といえるでしょう。
狭小地や変形地でも始められる
建物の建築に不向きな狭小地や形がいびつな変形地でも、駐車場であれば需要が見込める可能性があります。とくに都市部では駐車場の需要が高く、立地条件によっては車1〜2台分の広さでも一定の稼働率が期待できるでしょう。
ただし、駐車場投資の場合は、土地の形状よりも立地条件や周辺環境が収益に大きく影響することを理解しておく必要があります。
準備期間が短く、撤退・転用もしやすい
建物の建築が不要なため、準備期間が短いことも駐車場投資のメリットです。アパートやマンションを一から建築する場合、数カ月から年単位で準備期間を設ける必要がありますが、駐車場投資は比較的短期間で事業を開始できます。
また、万が一駐車場経営が軌道に乗らず、ほかの土地活用法に切り替える場合でも、更地に戻すまでの期間が比較的短く済む点も特徴です。建物を取り壊す必要がないため、駐車場撤退後の土地の転用や売却にも柔軟に対応しやすいでしょう。
駐車場投資のビジネスモデル
駐車場投資のビジネスモデルには、以下の2つがあります。
- コインパーキング
- 月極駐車場
収益性や初期費用、ランニングコストなどが異なるため、両者の違いをよく理解することが大切です。立地によっても適するビジネスモデルは異なります。
それぞれのビジネスモデルについて詳しく解説します。
コインパーキング
コインパーキングは、時間単位で利用料を徴収するビジネスモデルです。精算機などの設備の設置が必要ですが、アパートやマンションの建築のように大規模な初期投資は不要なため、個人の土地所有者にも人気があります。
一方で、収益が立地条件に大きく左右されることに注意が必要です。周辺環境の変化や競合の出現によって収益が変動するリスクが考えられます。
月極駐車場
月極駐車場は、駐車場利用者から月単位で料金を徴収するビジネスモデルです。利用者と長期的な契約を結ぶため、収益が安定しやすいことが特徴です。精算機などの設備が不要なため、初期費用も抑えられます。
住宅地など、継続的な駐車ニーズがあるエリアに適した形態といえるでしょう。ただし、コインパーキングと比較すると収益性は低い傾向があります。
駐車場投資の初期費用とランニングコスト
駐車場投資は、ほかの土地活用法と比較すると初期費用やランニングコストが少ない傾向がありますが、一定の費用は必要です。収益をシミュレーションする際には、初期費用やランニングコストをできるだけ正確に見込むことが大切です。
- 初期費用
- ランニングコスト
それぞれについて詳しく解説します。
初期費用
月極駐車場を始めるにあたって必要な初期費用は、土地整備費が中心です。土地整備にはいくつかのタイプがありますが、アスファルト舗装をする場合は1平方メートルあたり5,000円前後の費用が発生します。簡易的な砂利敷きなどを選べば、整備費用を抑えられるでしょう。ほかにも、区画ラインの引き直しや車止め、看板設置費用などが必要です。
コインパーキングの場合は、土地整備費用に加えて精算機やロック板などの設備を設置するための費用が発生します。そのため、月極駐車場よりも初期費用が高くなることを理解しておきましょう。
ランニングコスト
ランニングコストとしては、定期的なメンテナンス費用や、照明や精算機を使用する場合の電気代・通信費などがあります。
ほかにも、固定資産税や都市計画税、所得税などの税金の支払いも必要です。所得税については、一般的に月極駐車場は規模が小さくても「不動産所得」として扱われるケースが多く、コインパーキングの場合は運営形態や関与の度合いによって「事業所得」または「雑所得」に分類されます。
また、駐車場の設備が原因で利用者に損害を与えてしまった場合に備えて、施設賠償責任保険への加入を検討しておくと安心です。
関連記事:「駐車場管理とは?業務内容からトラブル対策・管理方式まで徹底解説」
駐車場投資のリスク!注意すべき5つのポイント
駐車場投資は比較的始めやすい土地活用の1つですが、リスクも存在します。主なリスクは、以下の5つです。
- 収益性は高くない
- 税制上のメリットは限定的
- 料金設定は稼働率と収益性を意識する
- 立地条件をふまえ需要があるか事前調査をする
- 信頼できる運営会社を選ぶ
それぞれについて詳しく解説します。
収益性は高くない
駐車場投資はアパート・マンション投資と比較すると土地の利用効率が悪いため、収益が伸びにくい可能性があります。同じ面積の土地でも、5階建てのアパートを建設すれば利用できる面積は5倍になりますが、駐車場の場合は一般的に平面での活用となるため、得られる収益が少なめです。
立地条件が悪い場合は稼働率が伸び悩み、期待した収益を得られないこともあるでしょう。周辺に競合駐車場がオープンして料金競争が発生し、収益が下がるリスクも想定されます。
関連記事:「駐車場経営は儲からない?理由や失敗する原因、3つの対策を紹介」
税制上のメリットは限定的
駐車場投資の場合、アパートやマンションのように住宅用地の特例が受けられないため、固定資産税や都市計画税の負担が増える可能性があります。住宅を解体して駐車場に転用する場合、住宅用地の特例が適用されなくなり、固定資産税が最大6倍、都市計画税が最大3倍に増えるおそれがあるため、注意が必要です。
また、相続税や贈与税を計算する際も、原則として更地と評価されるため、評価額が高くなりやすい点に留意しましょう。ただし、土地の利用状況や契約形態によっては、相続税評価や特例の取り扱いが異なる場合もあります。節税効果を重視する場合は、専門家に確認したうえで、駐車場投資以外の土地活用も含めて検討したほうがよいでしょう。
料金設定は稼働率と収益性を意識する
料金設定は収益性に直結しますが、収益を意識するあまり周辺の駐車場より高い料金を設定すると利用者が集まらず、稼働率が低下します。反対に、料金を安くすれば利用者は集まりますが、十分な収益を確保できなくなる可能性があるため注意が必要です。
競合となる周辺の駐車場の料金相場を調べ、適切な料金設定をすることが大切です。料金体系を細分化して工夫するなど、事前にしっかりとシミュレーションしておきましょう。
立地条件をふまえ需要があるか事前調査をする
駐車場の立地条件をふまえて、どのくらいの需要が見込まれるか事前調査をすることも大切です。一般的に駐車場投資に向いているのは、駅から近い場所や商業施設の近く、あるいは住宅地といわれています。
普段から車通りの少ない場所に駐車場を設置しても、期待する稼働率は見込めないでしょう。事前調査が不十分なまま安易に駐車場投資を始めると、想定していた収益を大きく下回るおそれがあります。競合の参入状況や稼働率などを細かくチェックすることが大切です。
信頼できる運営会社を選ぶ
駐車場の運営を外注する場合は、信頼できる運営会社を選ぶことが大切です。初期費用の負担割合や管理体制は運営会社によって異なります。契約条件の確認が不十分なまま進めてしまうと、「想定より手取りが少ない」「解約条件が不利であった」などのトラブルに発展することがあるため、注意が必要です。
運営会社の実績も大切なポイントです。地域における駐車場運営の実績が豊富な会社を選べば、これまでの経験から有効なアドバイスを受けられるでしょう。
駐車場投資のほかに、トランクルーム投資も候補の1つ
トランクルーム投資とは、収納スペースを貸し出し、利用者から賃料を得る土地活用法のことです。趣味の荷物を収納したり、仕事道具を収納したりと、さまざまな用途に活用できます。ライフスタイルの多様化や都市部における住宅の狭小化などを背景に、トランクルームの需要は高まりつつあります。
「駅から遠い」「商業施設が周囲にない」など、駐車場投資では安定した収益が見込めない土地でも、トランクルームなら収益化できる可能性があります。所有している土地にコンテナを設置するだけで経営をスタートできるため、駐車場投資と同じように開業までに時間がかからず、初期費用も抑えられることが大きなメリットです。
関連記事:「トランクルーム経営とは?初期費用や失敗しないためのポイントを解説」
トランクルーム投資ならエリアリンクにご相談を
コンテナ設置などによるトランクルーム投資に興味がある場合は、ぜひエリアリンクにご相談ください。
エリアリンクの「ハローストレージ」は、全国に2,500物件以上・12万室以上を展開しており、業界最大規模のトランクルームです。
エリアリンクのトランクルーム投資には、主に以下の5つのメリットがあります。
- 10年以上一括借り上げのため空室リスクなし
- 初期投資が不要(※土地造成・舗装費用のみ要相談)
- 駅から遠い土地でもOK
- 変形地、狭い土地でもOK
- 工期が短いため、機会損失が少ない(※開発案件を除く)
10年以上一括借り上げのため、安定した収益が期待できます。駐車場投資と比較してみたいという場合も、まずはお気軽にお問い合わせください。
駐車場投資は立地や需要をふまえて参入を検討しよう
駐車場投資は、アパートやマンション投資などと比較すると初期費用が少なく、準備期間も短くて済むため、比較的始めやすい土地活用法です。賃貸住宅では需要が見込めない土地でも、駐車場なら収益が得られる可能性があります。
一方で、駐車場投資は収益性が高いとはいえず、税制上のメリットも限定的です。土地の立地や需要を十分に考慮せずにビジネスを始めてしまうと、思うような収益が得られず、結果として失敗に終わる可能性もあるでしょう。
駐車場投資を始めるにあたっては、メリットと注意点の両方をふまえてよく検討することが大切です。
トランクルーム経営ならエリアリンクの「ハローストレージ」
エリアリンク株式会社は、「世の中に便利さと楽しさと感動を提供する」を理念に掲げ、トランクルーム「ハローストレージ」の運営を行うストレージ事業を中心に、ストック型ビジネスで安定性の高い経営を推進しています。
1995年の創業より着実に成長を続け、2003年に東京証券取引所マザーズに上場、2022年には東証スタンダード市場への移行もいたしました。
エリアリンクが展開するトランクルーム「ハローストレージ」は、全国に2,500物件以上・12万室以上を展開しており、業界最大規模、掲載物件数は全国No.1(※)です。
近年、トランクルームの認知度は高まりつつあり、市場規模が拡大傾向にある業界です。
駅から遠い、地形が悪い、土地が狭いなどの理由から、マンション・アパート・駐車場経営が困難な土地でも、屋外型トランクルームなら有効活用できることから、遊休土地活用の選択肢として注目を集めています。
土地の活用方法にお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。
※2022年3月期 指定領域(※)における市場調査
調査機関:日本マーケティングリサーチ機構
※屋内型、屋外型の合計掲載物件数・屋外型の掲載物件数において物件数 No.1
※「指定領域」=レンタルスペースの物件数の情報をWeb で公開している 8 社(エリアリンク社独自調査。2022年3月時点のウェブ上での屋内型、屋外型の合計掲載物件数・屋外型の掲載物件数上位8社)を対象として、物件数を No.1 検証調査

監修者|水野 崇(みずの たかし)
水野総合FP事務所代表。東京理科大学理学部卒業。中学、高校、大学、専門学校で金融経済教育を行うほか、テレビ朝日、BSテレ東、TOKYO MXの番組に出演。NHKドラマ「3000万」家計監修。独立系FPとして、相談、執筆・監修、講演・講師、取材協力、メディア出演など幅広く活動している。
<資格>宅地建物取引士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者 ほか