そのまま放置はできない! 空き地の雑草対策

土地の活用

掲載日:2016年08月14日
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そのまま放置はできない! 空き地の雑草対策

空き地の雑草問題は、土地所有者であれば誰もが抱える悩みです。少し目を離した間に、土地一面に雑草が生えていることもめずらしくはありません。しかも、自治体によっては雑草除去を条例に掲げているところもあり、対策が急がれることもあるでしょう。

こちらで空き地の雑草対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

雑草が増えてしまう原因は大きく3つ

対策を考えるにあたって、まずどうして雑草が生えるのか、その原因を把握しておきましょう。雑草が生える原因には、以下の3つが考えられます。

1.手入れしても土に根が残っている

どれだけ丁寧に手入れをしても、地中に根が残っているケースがあります。これはメートル単位で根を張る草があるからです。草の根は一見しても分かりづらく、普通の手入れでは根本的な対処は難しいかもしれません。

2.風で種子が飛んでくる

近くに雑草が生えていると、風で種子が飛んできます。空き地に着地すれば、そこで繁殖し始めます。一株から撒かれる種子は、数千粒以上にも及ぶと言われています。

3.雑草が育ちやすい環境になっている

空き地には、太陽光をさえぎるものがありません。さらに雨の水分を直に受けられるので、雑草が育つには最適な環境なのです。当然そのままにしておくと、徐々に草が増えてきます。

草むしりを効率的に行うコツとは

雑草を効率的に除去するには、できる限り根っこまでしっかり抜くように心がけましょう。乾燥した状態だと抜きづらいので、全体に水を撒いてから行い ます。水撒きが面倒なら、雨が降った翌日に草むしりをするのがおすすめです。ちなみに梅雨のシーズンにお手入れをしておくと、夏のメンテナンスが楽になり ます。

また自らの手ではどうしようもない状態なら、刈り払い機や鎌を利用してください。ホームセンターや園芸ショップで購入できます。数千円の簡易的なアイテムでも、作業効率に雲泥の差が出てきます。土地管理を行うなら、ひとつは持っていたいツールです。

生えさせないための雑草対策

雑草が生えることを防ぐのに役立つアイテムは、除草剤、除草シート、砂利などが考えられます。それぞれのメリット、デメリットを見てみましょう。

除草剤

手早く処理できる上、高い効果も期待できます。ただ、子供や動物が立ち入る可能性がある土地なら、安全面への配慮が重要です。アレルギー反応で苦情が出るケースもあります。人通りの多い住宅街だとあまりおすすめできません。

除草シート

遮光性のシートを使用し、草の成長をブロックする方法です。自分でできるので比較的低予算で実施できます。一方で、土地の面積が広いと施行の手間がかかります。

砂利

除草シートと併用することで、雑草を生えにくい土地にできます。シートの劣化を防ぎ、効果が長続きするのが大きなメリットです。広い土地に施行するときには、ややコストがかかります。

土地を所有している以上、雑草対策は切っても切れない問題です。できるだけ早く対策するにこしたことはありません。まだ何も手立てを打っていない方は、できることから始めてみましょう。